Thu. 2000.01.20

何をやっているのかと思えば、ハリポタ辞書など作ってみました。300語程度だったので簡単ですが。

いよいよ今年もWRCの開幕ですねぇ。パリ~ダカール~カイロは篠塚選手がリタイヤしましたが、私はそっちには全く興味が無くて、むしろ三菱がやめることを願っているんです。というのは、いくらパジェロが成績を出せたとしても販売チャンネルにとっては全く利益が無いでしょう? 今時、「パリダカで走っているのを見て」パジェロを買いに来る人なんていないわけですよ。メーカーはみんないなくなっちゃったし。
WRCがヨーロッパで支持される理由は、「オレ達が普段走っている道を奴ら、あんなスピードですっ飛んでくぜ!!」というのが、「あれと同じかっこの車が欲しい!」につながるわけです。だから、エボもインプもヨーロッパでは高嶺の花。300万程度の車が向こうでは6~700万。もちろん関税などもありますけど、プレミアが付いてしまうんですね。そうやって考えると、例えば昨年限りで撤退したTOYOTAは、実はST205からCalloraWRCにスイッチした時点で負け(数年でTOYOTAが消えると私は考えてました)。ホットモデルを設定していない車を出したって販売的にはダメなんです。そういったわけで、私自身は現在のWRカーレギュレーションの運用に批判的。いずれGr.Bと同じ運命を辿ることは目に見えてます。本来、ホモロゲーションに必要な台数(Gr.Aなら2500)を生産できないチームを、WRCに参加させるため20台でホモロゲを取得できるようにしたわけでしょう? でも、三菱を除く全てのチームがWRカーになってしまった。改造範囲の大きいWRカーなんて、Gr.A以上に市販車から乖離していきます。現にFORD Focus WRC、PEUGEOT 206 WRCの作りはナックル・ハブ1つ見たってレーシングマシンのそれですよね? こうなるとベースモデルの魅力がなくなってしまう。
これを危惧するから、私自身は三菱にパリダカを止めて欲しいわけです。おそらく、Citroenがパリダカから撤退してWRCに復活したのも、そういったところなのでは?(シュレッサー・バギーはずるいと思う…)
まあ、WRカーを敵に回して、Gr.Aで優勝をかっさらうT.Makinennの姿に今年も期待しましょう(笑)。そうそう、今年怖いのはSUBARUだと予想しておきます。昨年後半からピレリタイヤのマッチングが良くなったこと、R.Burnsが次期チャンピオンとして十分な実力を備えたこと、D.AuriolがSEATに移籍して今年は厳しいこと、そして、FORDはC.Sainz/C.Mcraeという最悪の組み合わせになったことが理由(笑)。

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