やはり影響なし

「携帯電話の電波では、脳内微小血管に異常は起きない」–総務省の実験結果。影響ないよねぇ、だって、モニタとかに近づけても影響が出ないくらいの微弱な電波でしょう?
何て言うのかなぁ、一見科学に基づいているように見えてその実、何の統計的根拠のないものが一人歩きする現象が多すぎると最近特に思う。例えばマイナスイオンとかがそうなんだけど、本当の科学ってのはまず前提となる理論なりがあって、それに対して統計学的に信頼できる実証実験を行って、じゃあ、反証できる部分は無いのかとか綿密な検討を行って初めて科学と言えるわけで、被験者3、4人で「効果がありました」ってやってる某テレビ局のアホ番組とか話にならんわけですよ。
あとね、理系離れが顕著なせいか、ちょっと科学っぽい理論を持ち出されるとすぐに思考停止しちゃう人、多すぎ。義務教育でやってきたことをきちんと覚えてない or 理解していないとか。こないだやっていた番組で、棒2本とロープ1本で直線に垂直な線を書くという問題があったんだけど、それって単なる垂直二等分線なんだから、小学校で習ってるはずなのよ。
アメリカで科学系雑誌の売り上げが近年落ちているという話も聞くけど、我が国も同じ状況だよね、きっと…。

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