ダメだと思う

世界のIT投資マインドで日本は最下位、1位インド–ガートナー調べ。Linuxを説明しているといつも肌で感じるんだけど、アメリカやインドでの事例に対するエンドユーザの反応の悪いの何のって。かつ、全然戦略的なIT投資という視点が欠けていて、日本版SOX法みたいな法規制があるから仕方なく対応する、つまりITを利用して経営効率を上げるとかそういうことを考えてない。

さらに、日本独自のSIerというのがちょっと困ったちゃん。Windows/UNIXはみなさん詳しいんですけど、Linuxは全然勉強不足。だから、Linuxが選択肢に入らない→E/UからするとIT投資コストが下がらない→戦略的投資の対象にならない、という悪循環。E/UのIT部門自身がもっと勉強しないとダメだけど、経営上層部に国際競争力を維持・向上するという意識が無いから、IT部門にそういう圧力がかからない。

もちろん世界的に名の通る製造大手や金融大手は積極的に採用していたりするけど、ドメスティックにビジネスモデルが完結している企業は全く興味が無かったりする。もう日本はダメじゃないかなぁ。