Parallels Desktopの上のRHEL5のパフォーマンスを改善出来ないかと思って、ランレベル1でI/Oエレベータを変えながらiozoneでベンチマークを取ってみた。noopが最速だろうという事前の予想を裏切る結果が…。I/Oエレベータに関してはRed Hat Magazineを。
エレベータの変更は以下のようにオンザフライで。
echo "deadline" > /sys/block/hda/queue/scheduler
iozoneは以下のように実行。
iozone -i 0 -i 1 -Rab hoge.xls /tmp/test
実際のベンチマークは、cfq, deadline, noopの順で実行して、比較してみた。どうやって見るかというと、黄色から赤の暖色系がパフォーマンスの良かった部分。
まず、noopはcfqに完敗…。青い部分が多いのでcfqよりnoopのパフォーマンスが悪い。
cfqとnoopのReaderの結果
cfqとnoopのRe-readerの結果
cfqとnoopのWriterの結果
cfqとnoopのRe-writerの結果
次にやってみたのは、deadlineとの比較。cfqよりこちらの方が良好な結果が。黄色い部分が多いのでcfqよりdeadlineのパフォーマンスが良い。
cfqとdeadlineのReaderの結果
cfqとdeadlineのRe-readerの結果
cfqとdeadlineのWriterの結果
cfqとdeadlineのRe-writerの結果
という結果が出たので、grub.confにelevator=deadlineを加えてしばらく様子を見てみようと。