新石垣空港国に事業認定申請。事業認定が通らなければ良いのに。元パイロットの方も同じ意見だということを本で読んだ。というのは…
最近、飛行機関連の本を数冊読んだ。きっかけは出発前に羽田空港の書店で見つけた『面白いほどよくわかる飛行機のしくみ
高校の物理はそれほど成績が良かったわけでないけれど、まあ気体の状態方程式とか重力などの基本は分かるので、こういった本が楽しめるぐらいには勉強しておいて良かったなぁと思ったり。読んでみると、ジェットエンジン、正確には普段乗っている旅客機のものはターボファンエンジンになるわけだけれど、この仕組みを全く理解していなかったことに驚いたり。
つまり、ジェットエンジンって言うんだから燃焼ガスで推進力を得ている、プロペラント(推進剤)を燃焼して推進力を得るロケットエンジンと同じようなもんだろうと理解していたわけ。全然違う…。
そうなると今度はパイロットがどうやって操縦しているかとかにも興味が湧いたので、『機長からアナウンス
さらにさらに続編『機長からアナウンス第2便
この2冊の著者・内田幹樹の処女作はエッセイではなくミステリー小説で、サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞している。どれ、どのくらい面白いんだろうと買ったのが『パイロット・イン・コマンド
『機長からアナウンス』『機長からアナウンス(第2便)』のいずれにも石垣の新空港のことが触れられていて、ことある毎に自分が言っていることと同じことを元パイロットが考えていて、考えが間違ってないことを確認。いわく「ジャンボが離着陸できる3500m滑走路にしたいのなら、500m延長すれば良い。そのためには南北250mずつ伸ばせば良いだけだろう。」という趣旨のことを言っている。自分はそこに「新ターミナルビルを今のビルと滑走路を挟んだ反対側にでも造れば良いんじゃないの?」と普段言っている。
結局、全部作り直せば数百億円の総事業費でしょう?上のアイデアだとおそらく数十億円で済んじゃう。土建屋が儲からないわけですわ、それじゃ。
でも沖縄の県民もよく考えて欲しい。地方交付税交付金や米軍基地関連の補助金があるにせよ、現在のJAL/ANA合わせて10数便、ジャンボが就航してもそれほど便数が増えるだけのコンテンツが無い、あるいは海外旅行の方が安く済んでしまう現状、十中八九、新空港は赤字になってそれは全て県民の負担になるんですよ。推進派は良いことばかり言いますけどね、地方空港はどこでも環境破壊と税負担の増大を産むだけなんだがなぁ。
環境が破壊されたら、自分はもう石垣には行かないな。