物流ってダメかな?

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物流ってのはIT化が遅れてる業種の最たるもんじゃないかと思い、西濃運輸と佐川急便の違いを「ご不在連絡票」から少しだけ考えてみた。

きっかけは、Apple Storeが福山通運からヤマト運輸に変わったことが一つ。福山通運に不便を感じた人は多かったようで、Apple 福山通運 ヤマト運輸 不便 – Google 検索でもたくさんヒットする。実は個人的に福山通運に関してAppleに苦情を申し入れたこともある(^_^;
そう、福山通運は夕方の再配達の時間帯が指定できないという、最悪のサービスなのだ。福山通運はIT化が遅れてヤマト運輸にとられたんだろうなぁと。

もう一つは、まさに今。昨日「ご不在連絡票」が入っていたので西濃運輸に電話して今日の午前中に配達をお願いしたところ、昼前にドライバーから電話があり「この時期は荷物が多くて遅れるのでもう少し待って欲しい」旨の連絡。そして12:20にまた「ご不在連絡票」…。再度電話して13時から15時の間をお願いしたら、折り返し電話があり「ドライバーと連絡がとれないので時間が確定出来ない」旨の連絡。いい加減頭にくるが「明日の午前11時」ということで再送をお願いする。
明日、時間にこなかったら、西濃運輸ではなく荷物の発送元の会社に文句を言おう、「西濃運輸なんて使わないでくれ」と。

つまり、西濃運輸は配送ルート最適化や繁忙期に必要なドライバーの人数などが管理できてない上、PCやネットワークを利用した拠点・ドライバー間の通信も出来てないことがよく分かる。

この西濃運輸と共に入っていたのは佐川急便の「ご不在連絡票」でこの2つを見比べると両者のサービス内容に大きな違いがあるのがよく分かる。西濃運輸は片面のみ。ちょっと待て、電話の受付時間が平日の8時から20時って、共働き家庭だったら連絡できないぞ、多分。

佐川急便はかなり細かく時間帯指定が可能で、電話も24時間受付のフリーダイヤル、自動音声応答になっている。

佐川急便の裏面を見ると、QRコードまで有る。

なぜこんなに「アプリケーション」に違いがあるんだろう?
西濃運輸と佐川急便ではITへの投資の方針が違うんだろうか?
西濃はITをコストとして捉え、佐川はITをツールだと捉えているんだろうか?

どうやら西濃運輸はプラットフォームにお金がかかりすぎて、アプリケーションにお金が回せないらしい。AIXなんか使ってるし。

[root@localhost ~]# nmap -P0 -O www.seino.co.jp

Starting nmap 3.70 ( http://www.insecure.org/nmap/ ) at 2007-12-15 13:29 JST
Interesting ports on garlicb.seino.co.jp (219.163.204.201):
(The 1654 ports scanned but not shown below are in state: filtered)
PORT    STATE  SERVICE
21/tcp  open   ftp
53/tcp  open   domain
80/tcp  open   http
110/tcp open   pop3
113/tcp closed auth
443/tcp open   https
Device type: general purpose
Running: IBM AIX 4.X
OS details: IBM AIX 4.3.2.0-4.3.3.0 on an IBM RS/*

佐川はとっととLinuxを使っている、たぶん。

[root@localhost ~]# nmap -P0 -O www.sagawa-exp.co.jp

Starting nmap 3.70 ( http://www.insecure.org/nmap/ ) at 2007-12-15 13:31 JST
Warning:  OS detection will be MUCH less reliable because we did not find at least 1 open and 1 closed TCP port
Interesting ports on www.sagawa-exp.co.jp (219.127.219.100):
(The 1659 ports scanned but not shown below are in state: filtered)
PORT   STATE SERVICE
80/tcp open  http
No OS matches for host (test conditions non-ideal).
TCP/IP fingerprint:
SInfo(V=3.70%P=i386-redhat-linux-gnu%D=12/15%Time=476358AF%O=80%C=-1)
TSeq(Class=TR%IPID=Z)
T1(Resp=Y%DF=Y%W=5B4%ACK=S++%Flags=AS%Ops=MNNTNW)
T2(Resp=N)
T3(Resp=N)
T4(Resp=N)
T5(Resp=N)
T6(Resp=N)
T7(Resp=N)
PU(Resp=N)

amazonや楽天が典型的だが、BtoCにおいて唯一お客様と顔を合わせるのは「宅配便の配達員」だと、それらのインターネットビジネスを展開する側は気づいているだろうか?
また、24時間365日営業しているネット上の店舗を利用するユーザが満足する配送サービスの要件を、物流業界は具体的にイメージできているんだろうか?今回、西濃運輸を利用してきたのは某住宅メーカの子会社なので個配業者の選択がビジネスにインパクトを与えるとは考えがたいが、土曜日に半日以上、顧客を自宅にロックインしたことは確かで、物流業界も合従連衡が遠からず起きると予感するに十分な、うららかな土曜日をりおに過ごさせることには成功したと言えるかな?(笑)

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