片付けが上手な人にあって、下手な人にない「3つの力」。個人的には3つも必要が無いと思う。「3D視点」「動線」「意思決定」とのことだが(3つめは「意志」が正しいんじゃないかな、法律用語じゃないから)、PCのデスクトップにアイコンがあふれている人はたいてい現実世界も片付いてない、つまり机が汚いから、「3D視点」と「動線」は関係があまり無いと思う。
そして「意思決定」もある「基準」を導入してしまえば、実は必要が無い。要するに一定のスペース、クローゼットでもPCのデスクトップでも、「何に使うか」を厳格に運用すれば良いだけ。例を挙げよう。「床にはものを置かない」「PCのデスクトップはテンポラリの置き場」「メールのInboxもテンポラリの置き場」といった具合だ。スペースが比較的広い場合、その1区画とルールが一対にならなくなるので、スペースを分割する。クローゼットであれば棚を作っても良いし、メールだったらメールボックスを増やせば良い。そうすると「棚には帽子と鞄を置く」「このメールボックスには重要な案件のメールだけ分類する」というようにルールが細分化出来て、スペースとルールの1対1の関係が保てる。
「もうそんなん面倒くさい」という向きには、検索システムを有効に利用する方法しか無いとも思う。デスクトップ検索だったり、Apple Mailの「スマートメールボックス」がそう。つまり、ルールを先に作って分類するのではなく、適当に入れておいて後からルールで分類する方法。でも、現実世界ではこれが出来ないんだよねぇ(笑)。