これまでの照明
液晶モニタの上に載せるタイプのLED照明を使ってきたんだけども、これが被写体に線状にハイライトを入れてしまって、机の上でちょっと撮影するのに面倒臭い。6400Kで演色はRa80ぐらいかなぁ。iPhoneで撮影する時によく使っているけど、まあ色は出ないと。
Zライト発見
なんか面光源の良いやつ無いかなと探していたら、面光源ではないんだけれどRa97というLEDライトを見つけた。見つけたんだけども、これが懐かしいことにZライト。昔は色評価用蛍光灯をZライトにつけて、プリンターの出力と画面の色合わせをしていたのだけど、いつからか止めてしまった。で、結局Zライトに戻ってきたので苦笑してる、と。
ついでにデスクマットもニュートラルグレーっぽいのに変更した。
実測
マクベスのカラーチェッカーと比べるといくぶん黄色みがあるけれど、まあ許容範囲内。下の写真、iPhoneで撮ってるから色が弄られてるのであまり意味は無いけど、色が出てるように見えるかな。
デスクマットをグレーにする理由
追記:「なぜデスクマットをグレーにしたか」は暗黙に理解されてるものだと思って書かなかったけれど、「ホワイトバランスが一発で取れるから」です。
マクベスのカラーチェッカーが被写体に含まれていれば、そこでホワイトバランスは取れる。さらに18%グレーの領域があれば、入射光式露出計が無くても、その領域が18%グレーになるように現像時に露出を調整すれば済む。
被写体にニュートラルグレーの領域が無くても、背景となるデスクマットがニュートラルグレーであることが分かっているなら、そこでホワイトバランスを取れば良いし、被写体への映り込みもニュートラルグレーになるのでシャドー部だけホワイトバランスを調整する必要もない。
もちろん、光源の色温度と演色性能が分かっていれば、ホワイトバランスはそれを入力すれば済む。今回購入したライトは、5000KでRa97、演色評価のデータを見ると少しグリーンが弱いので、被写体によっては色かぶり補正は-1(グリーン寄り)でも良いかもしれない。