弊ブログの「rsyncを高速に」や「Azureに構築したrsyncサーバにparsyncfpでバックアップする」で繰り返し触れていることだけども、rsyncをそのまま使うと遅い。で、parsyncfpを使うなり、azcopyを使うなりするわけだけど、MacStudioからRHEL8で動いている自宅鯖のrsyncへの同期が速くできない。parsyncfpはmacOSで動かなくなったし、azcopyはrsyncプロトコルではないからだ。
んで、このところカワセミの写真を撮りに行くので、ファイルがどかどか増える。分類するのはphorganizeでやるんだけども、その後、自宅鯖に同期する(そしてさらにwasabiにバックアップする)。この自宅鯖への同期が遅いので、重い腰を上げて、といってもコードを書くのは3時間ぐらいだけども、その後のチューニングやらテストやらが一通り終わったので、リリースした。GitHubにも置いてある。
使い方は簡単というか、MacStudioからLinuxにrsyncするだけなので、簡単にしてある。例えば、以下。
parasync --progress /Users/rifujita/parasync_src/ rsync://192.168.1.2/parasync_tgt/
インストールはbrewまたは、tar.gz/whlをダウンロードしてpipで。
brew tap rioriost/homebrew-parasync
brew install parasync
最適な条件であれば、rsyncの6倍近くの性能が出ることが確認できた。
