くだらね

メディア・私がNHK受信料支払いを拒否する「もうひとつ」の大きな理由。なぜ首都圏、特に東京中心のニュースになるのかというと、影響を受ける人が多いから。

例えば、六本木に東京ミッドタウンが出来た。初日の来場者数は、報道を信じる限り15万人。47都道府県で最も人口が少ない鳥取県は60万人だから、その4分の1が1日で来場したわけで。どうしてNHKを含む既存メディアがこぞってミッドタウンを取り上げるかというと、そういうことなんですよ。

この記事を書かれた方はどうやらアカデミックな方なので、経済というものを全く理解していない。もっときつい言い方をすると「大人」じゃない。だから、人が集まる=商売になるという視点がすっぽり抜けている。NHKの受信料を払っている人はもちろん放送内容に意見することは出来ると思うが、契約が無いのに内容を修正する義務をNHKが負うことも無いし、東京の人口約1,300万人と鳥取の人口を比較すれば、内容の比率が今より下がってもおかしくない。首都圏人口で計算したら、4分の1が首都圏のニュースでも全くおかしくない。むしろ、NHKの全国ネットワークを維持できているのは首都圏から吸い上げられている受信料なんじゃないか? 地方交付税交付金や郵政公社と同じ構図。本来は受益者負担であるべきだと思うんだがなぁ、こういうのって。地方に行って、自分の地元よりも綺麗な道路、公民館、学校、使われてもいない農水、文部科学省の金で作られた縦割り行政まんせーな施設とかを見ると、結構、頭に来るよ(^^ゞ

だからといって地方をないがしろにして良いってことじゃなく、既存のメディアに文句を言っても仕方が無いということで、コストがかからず既存メディアに比べると中央集権率の低いインターネットで情報を発信して、地方でも回るようなビジネスモデルを考えるべきなんですよ、宮崎県知事みたいにさ。得てして情報を発信しない人(地方、企業etc.)には情報は集まらないもんです。鈍すれば貧す、です。

ということで、インターネットでこういう意見を公開しているという点だけは、この著者は正しいね。

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