アンパンマンもダメ

ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性は以前から示唆されているよね。

ゲームの話ではなくアニメの話になるけど。
アンパンマンも良くないんですよ、だってすぐ「アンパーンチ」でしょう? 話し合いではなく暴力で問題を解決しようとしているわけだから、ダメに決まってるじゃん。
3児の母である妹曰く、「最近の女の子向けアニメもすぐ戦闘シーンばかりで見せられない」って言ってます。自分の世代で女の子向けアニメといったら「花の子ルンルン」(歳がばれるなぁ)とかさ、「変身することで人の役に立つ」とか「問題を解決する」というストーリーだったわけだ。ところが最近のアニメ、見たことないけど「ふたりはプリキュア」とかがそうらしいのだけれど、「問題を手っ取り早く解決する=戦うために変身する」というストーリーになっているらしい。

これ、テレビ用アニメを作っている人たちがどんどん馬鹿になっているんだと思うんだけど(アニメに限らないかも…)、原作の伝えようとするメッセージとは無関係にアニメ版を作っている傾向が強いように思った最初のアニメの一つが、「ゲゲゲの鬼太郎」のカラー版(?)。これも、鬼太郎が戦うシーンばかりになっていて、全く原作なんか無視なわけですよ。原作者も金になるからといってむやみやたらとアニメ化させちゃいかんよ、プライド持てよ。

さて、自分が最近見たアニメというと『Innocence』と『APPLESEED』で、前者は『千と千尋』より遙かに絵が綺麗(というか、絵なのか?)だしメッセージも深い。もちろん原作の『攻殻機動隊』は「人間って何?」という根源的な問いを、物語の表層に囚われることなく読み取れる人には十分伝わるように描かれた作品なので、『Innocence』ですら表現し切れていないように思えるけども、何を伝えたいのかはっきりしない『千と千尋』、まだ見てないけど酷評されている『ハウル』(テーマは何? 福祉問題?)、もう宮崎駿の時代は終わったな。子供に見せるなら『トトロ』と『ラピュタ』でしょう。
『APPLESEED』はいまいち。金のかけ方が中途半端なんだろうけど、実験映像の域を出てない。モーションキャプチャを使うなら、エロアニメにでも使った方が良いんじゃねぇのと思ったさ(笑)。

あ、『PINGU』と『おじゃる』はもちろんオススメっすよ。ほのぼの。「子供向けアニメ」はちゃんと子供向けに作って欲しいよね。