よーく考えよー

「Linuxはまだミッションクリティカルに耐えられない」–日本ユニシス金融部門。よーく記事を読んでみるとWindowsとLinuxの直接の比較はしてない。

この種の話でいつも問題なのは、科学的検証というものを全く理解していない「検証結果」が横行すること。同一条件で異なる2種のシステムを構築して検証することなんてあり得ないわけで、Windowsの方が優れている、あるいはLinuxの方がなんて議論は意味がない。第一、ミッションクリティカルにLinuxを使うことが本質的に正しいのかどうかという議論もなく、猫も杓子もLinuxというのもどうかと思うし。もちろん「まだ」ミッションクリティカルには耐えられないと言っているので、将来がどうなるかは分からないと言ってるとも取れるしね。

でも個人的には、日本人がLinuxに関する英語ドキュメントを読まない結果、Linuxの技術者が育っていないことが最も問題だと思ってますが。これが日本でLinuxのTCOが下がらない理由じゃないかと。