あかんて

さすが茶の産地、蛇口ひねれば冷茶…小学校に設置。カテキンは酸化すると重合してタンニンになります。水溶性のタンニン、つまりあまり重合していない分子量の小さいものは粘膜のタンパク質と結合して変性させます。つまり、萎縮性胃炎の原因となります。萎縮性胃炎は時間をかけてゆっくりと胃ガンの原因となります。

お茶は体に良くないらしいです。ある食物の成分の特定の作用だけに着目して「体に良い」って喧伝するのは、先日の「あるある大事典」と全く同じで、実証主義に基づく科学の視点を失った「似非科学」なんじゃないかと。
もちろん「カテキンが体に良い」ってことも実験しているんだろうけど、それを長期に渡って検証して「胃ガンの原因にはならない」という反証実験も行われていないと思うんだよなぁ…。

統計学的には、日本の人口であれば2,000人ぐらいを対象に実験しないとダメらしいんですよ。だから「〜で痩せた!」とかの宣伝文句を見たら、被験者がどのくらいいて、プラセボ効果(偽薬による治験)の対照実験をしているかどうかが目安です。2,000人のA群にある薬を、2,000人のB群に偽薬を与えて、有意な差がA群に認められるかどうかという実験してたら、それは本物かもね。