れぇざぁ

近しい人はよくご存じの通り、りおはとっても鼻づまりです。
母によると、「お乳を吸っている時からふがふが言ってた」らしいので、お釈迦様や三島由紀夫に負けないくらい先天性。

小学生の頃はプール授業の前の健康診断で「鼻炎」と判定され、「治療しないとプールに入れないよ」と言われ、耳鼻咽喉科に通ってネブライザーを鼻の穴に突っ込み続け、一応先生がオッケーという頃には既に秋も深まってまいりました。という状況を繰り返した為に泳げるようにならず、齢30を越えてから独学で泳ぎ方を覚えるはめに。
だって高校生の頃なんか、キスしたら呼吸困難になるんじゃないかって本当に心配だったものってぐらい、そりゃあ鼻づまりですよ、ええ。

まあ、この年まで生きてこられたので呼吸は何とか続けているわけですが、近頃とみに人前で、しかも100人を超えるような会場でしゃべらないとならない事態が続いているので、聞こえにくいのも申し訳ないなぁと。そろそろちゃんと治療しようかなぁと。google先生の門を叩いたわけで。下ったご神託を見るとあらびっくり、意外に近場に鼻粘膜のレーザー治療の有名な先生がいらっしゃると。

と、診察を受けたのが2週前。鼻の穴広げて見るなり「ああ、アレルギー鼻炎だね」と瞬殺。「レーザーで治るのは鼻づまりだけで鼻水は治らないけど、どうします?」って言われて、一も二もなく「レーザーお願いします」と答えちゃうよ、そりゃ。半分治るんでしょ?って話ですよ。鼻水はこの際後回し。

さて。受けてきましたよレーザー治療を。結論からさっくり書くと、レーザーは痛くないけど麻酔のガーゼが痛い、です。だって、結構大きなガーゼ2枚 per 鼻の穴ですよ。もちろん私も鼻の穴デュアルですから、計4枚。麻酔が効くまでの待合室での15分の周囲のお子様たちの騒ぎっぷりが最初は覚えてないくらい、鼻が気になるなる。また呼び出されて行くと、え、ふつうの椅子で手術っすかっていうぐらい、隣では一歳児がぎゃあぎゃあ泣いているシチュエーション。ま、こちらは麻酔というセレブな治療なので、もう痛くないんすけどね。その後は、もうね「直」か「45度」の先っちょを付け替えながら、見えないときには内視鏡を併用しながら粘膜をwell-doneにするわけですよ、くさいくさい。ぐえー、人が焼けるとこんなにおいかぁとか思ったり、どっかで嗅いだことあるなぁ、そうだサンマの焼き始めだとかね。15分ぐらいかなぁ、我慢すると終わります。たまに麻酔の効いていない範囲にレーザーが当たると、かなり痛いです(/_;)

処方された薬をとりあえず真面目に飲んだら、普段緊急時に愛用しているコルゲンのソフトカプセルの何倍も眠くなるですよ。手術当日は午後3時から10時まで寝たのに、そのあと午前零時から翌朝9時過ぎまで寝ちゃうぐらい。うー、こんなの飲んだら仕事にならない。ただ術後3週間は薬を飲まないとすっごく鼻が詰まるらしいので、仕方が無いんですが。さぁ、3週間経つとどうなるんかなぁ。

そうそう、術後に先生から鼻中隔が曲がってるから粘膜焼いて治らないようなら、入院して鼻中隔を治した方が良いよとも言われた。うーん、どうせなら徹底的に治しちゃうかねぇ。