RHEL5互換のCentOS 5が公開,構成の違いが明らかに。なんだか日経Linuxの記事は間違いが多いんだよなぁ、雑誌もwebも。3月号の日経Linuxなんてかなり酷いし。まあ、そんなこともあって雑誌はほとんど読まないんですが。
サーバー向けは2種類あり,「Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform」と「Red Hat Enterprise Linux」である。デスクトップ向けも,「Red Hat Enterprise Linux Desktop」と「Red Hat Enterprise Linux WS」の2種類がある。
間違い。Desktopは1種類しかなくて、WorkstaionオプションとMultiOSオプションを追加できるようになってます。WSなんて無い。
RHEL5では,インストール時に入力した「インストール番号」(キー)により,インストールされるパッケージ構成が上記4種類のいずれかになる。
間違い。メディアキットはServerとClient(Desktop)の2種類あるので、そもそもインストールキーだけでServerとClientが切り替えられるわけではないし、インストールキーによってインストール時にサブチャネルが選択肢に追加されるようになるだけで、「いずれかになる」わけじゃない。
一方,CentOS 5ではキーが採用されておらず
これは間違いじゃなくて、インストールキーの性格からしてCentでは無理なんです。インストールキーはSubscriptionと紐付けされているし、そもそもhashされているのでハックすることは出来ないから。
記事中、主要な機能としてSabayonを挙げているのもどうかと思うけどな(笑)。
CentOS5のリリースに時間がかかると予想したのは、RHEL5のパッケージングが今までと全く違っていて、権利関係をクリアするだけの作業ではリリースできないと踏んだから。