何の冗談だ?

Desktop publishing with OpenOffice.org。いや、努力は認めるけどね。OpenOffice.orgでDTP? う、うーん、QuarkXPressとかInDesign/PageMakerを使ったことが無いんだろうな…。

これをね、例えばDTP検定を持っている(私も実は持って「た」んですが)人が、「OpenOffice.orgで英文DTPだけならそれなりに出来るよ」って言うのならまだ分かります。でも、記事を書いている人はDTPに関しては全く素人だなぁ。分版とか知らないだろうし、特色指定も出来ないカラーパレットしか無いのにDTPってあんた…。モノクロレーザーで出力するのがDTPだと思ってないかなぁ。

プロフェッショナルが使う道具にはそれなりの理由があるんです、どんな仕事でも。それを門外漢が「出来る」っていうのはちょっと失礼だと思う。なんでKTCじゃなくてSnapOnなのか(最近はどうだか知らないけど)、使われている鉄は元素記号で書けば同じFeなんですけど、日本のくず鉄、ホチキスの針とかさびた釘とかも混じったものと、アメリカやドイツの鉄鉱石から作られる道具はやはり硬度とか違うんですよ。「弘法筆を選ばず」というのは「本当に優れた人は道具が良くなくてもそれなりの仕事をする」=「道具のせいにしない」と言っているだけであって、プロは必ず自分の道具を選びます。

とはいえ、最近モニタとかキーボードにあまりこだわらなくなったな、自分も。だって、あまりグラフィックスはやらないし、コーディング量も減ったからなぁ。