書こうと思っていて忘れてた。
生体認証付きのキャッシュカード&クレジットカードの有効期限がきれて新しいのが届いたので、古いカードをハサミで切って新しいのを財布に入れていたんだが、ATMで使おうとしたら使えない。係員に尋ねたところ、手の平の静脈パターンの再登録が必要で、かつその手続きには銀行印が必要らしい。
さて。
ここまで読んで疑問を感じなかった方は残念ですが失格ですwww
だってね、静脈パターンを生体認証に使える根拠というのは、網膜の血管や指紋と同様に生涯ほとんど変化が無いこと、なわけ。なぜカードの更新時に再登録が必要になるんだろうかと考えると、穿ちすぎかも知れないが3つほど理由が思い付く。
一つ目は規制。金融や流通関連には下らない規制が多々あるのは周知の通りだけれど、カードの更新時にいずれかの規制によって、あるいはその規制を銀行が独自に安全側に解釈した結果として上述の再登録が必要になるというもの。
二つ目はシステムの精度が向上したというもの。ただ、スキャナが見た目変わっていないのに精度が向上するというのはちょっと考えにくいし、精度向上はイメージ的に悪いことでは無いので銀行側が喧伝しないというのも考えにくい。
三つ目はシステムの不備、しかも金融庁に怒られる類いの。メーカーだったらサイレントリコールで済ませたいような。そもそも手の平の静脈パターンが変わりうる、あるいはかつてオウム真理教がやったように人為的に変えることが可能だという事実が発覚した、とか、上記の二つ目の理由と絡むけれど、従来のシステムの精度では誤認識が発生する事が判明した、とか。オレオレ詐欺の捜査でそういう事例が少なからずあった、とかね。
いずれにしても銀行印を持って手続きする時に、しかるべき役職の方から説明いただくのが良いかなと思案する次第。