グリップで変わる掃除機の(体感上の)重さのはなし

LIFE

同じ日立、といってもグローバルライフソリューションズとHiKOKI(旧日立工機)なので別会社なんだろうけど、このグローバルソリューションズの掃除機のグリップのデザインが、「試作してみた?」ってレベルで酷い。

日立(グループ)の掃除機が4台、ルンバが1台、車専用にAnkerが1台ある拙宅で最悪なのは、スティック型のPV-BEH800。そもそも質量が大きい上にグリップのデザインが悪くて、余計に重く感じる。ほぼ使ってない。見た目優先で、使ってみた時の重量感のチェック等、絶対してないだろと思ってる。買ったのは失敗だった。完全に粗大ゴミと化している。

CV-PF900は紙パック式で排気がとてもキレイという理由でシリーズをずっと買ってるけれども、歴代の中でこれのグリップが最悪。どこを直せば良いかは簡単で、

  • グリップの断面が真円に近いため、手の平の中で回転する。「横方向に滑る」。親指と人差し指のループ側、つまりスイッチに近い方を太く小指側を細く、断面を角丸長方形にすれば、たぶんこうはならない。握った時にニンゲンの指が作る空間は真円にはならない。車のステアリングも断面形状は円ではない。
  • 後ろ側で滑りを止める形状になっていない上に、指が収まる凹みがない。結果として「縦方向に滑る」
  • そもそもグリップの直径が細すぎて力が入りにくい。野球のバットの両端を2人で持って逆方向に回すと、かなりの力の差があっても太い方を持った人の方が回せる。あれと一緒。
  • グリップのカーブがキツく、手の平との接触面積が小さくなりがちでミューが落ちる。

同じ機種を買った人の中には、たぶんテニスのラケットやロードバイクのバーテープを貼ってる人がいると思う。自走式だから持ち上げないという想定でこういうデザインになったのかもしれないが、実際に使ってみたらそんなことはないとすぐに分かるので、日頃、家で掃除をしない人がデザインしたんじゃないかと勘繰ってる。

で、HiKOKIのR12DA。写真だと分かりにくいけれど、

  • 上のCV-PF900よりグリップが太く、ループ形状になっているので縦方向の滑りが後ろで止まる。
  • 親指と人差し指のループ側が太く、小指側が細くなっている。
  • グリップのカーブが緩い。

ショッピングモールで清掃のお仕事をされてる方が使ってるアレです(HiKOKIじゃなくてマキタかもしらんが)。これが一番持ちやすくて使いやすい。欲を言えば、指が収まる凹みが欲しい。

子どもたちのアレルギー症状が成長に伴って改善してきたことや、スティック型のR12DAがパッと手軽に使えることもあってメインの掃除機に昇格してしまった。これが一番安いのになぁ…。

もう1台は布団用でこれはグリップの問題はなし。