昨日の採蜜の失敗の原因を考えると、やはり重箱式には限界があるなと。
- 下からしか内見出来ないので、巣の生育状況が把握できない。巣の大きさは分かるが、貯蜜圏と育児圏の範囲が分からないので、どのぐらい蜜が貯まっているかは勘でしか判断できない。
- 重いので6段が限界。SPFの2×6で作った今の重箱は、中に蜜が入ると1段の重さが6kgほどになる。6段で最上段を採蜜して最下段に1段を継ぎ箱する時には、5段を持ち上げることになるが、これが優に30kgを超える。
- 採蜜時に最上段に蜂が上ってきてしまう。これは蜂の習性なので仕方ないが、ドライヤーなどで送風しながら作業しても、どうしても働き蜂が混入する。
ということで、以下の本に出ている「か式巣箱」に移行しようと考えた。
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重箱式よりも工作はいくぶん面倒だが、このところ色々作ってきたので、特に難しい箇所もなく。むしろ、重箱用に作ったステンレスの台の方が作るのは難しい。
で、またcaDIY3Dで図面を起こした。というか、先日caDIY3Dのライセンスを買いましたw
台座は浮かして換気を良くすることもあるみたいなので、ここだけステンレスのアングルを加工して、オオスズメバチの顎で壊されないようにするのが良いかも。
書籍では17mm厚のサワラを使うとあるけれど、サワラは入手難易度が高く、かつ17mm厚というのは板材としてあまり一般的では無いので、18mm厚バージョンも図面を起こした。キリか匂いを抜いたマツの幅継ぎ集成材辺りで作ることになるかと。今の重箱はSPFなので、スプルース(トウヒ)、パイン(マツ)、ファー(モミ)のいずれかだけど、特に問題は無いと思うため、マツの集成材でも大丈夫じゃないかなぁ。
caDIY3Dの試用版が30日使えるので、それで開いてみるのが良いかと。
巣門強化型は以下。