日曜も仕事だったんですが、その上呑んで午前様という、週明けからかったるい状態(^_^; 呑みはもちろん楽しかったんですが、結構呑んだんでそれなりに疲れました。
書き忘れていたネタを。某印刷大手(一番有名なあの会社)から、パンフレット作成用のデータとしてQuarkXpressのファイルを頂きまして、「プロのDTPが見られる」とワクワクしていたんですが、A4裏表5枚で230MBのMO3枚というデータの時点でいやな予感(「でかすぎる…」)。果たして開けてみると…絶句。
- スタイルが定義されていない。どの段落を選んでもnormal+の表示…。年4回発行される典型的な定期刊行物でスタイルを定義して無いというのは、呆れるとかってレベルではない。
- 回り込みが設定されていない。ボックスでSelectAllしたテキストをエディタにペーストすると、なんか変。「あれぇ?」と思ったら、丸いEPS画像の周りを改段落([return])して回り込みしてある…。1回スタイルを定義して、ボックスをレイアウトして、さらに回り込みを設定しちゃえば、画像のサイズや数が増減しようが、毎回ほとんど流し込みだけで終わるのに…。(そういうもんなんですよ、QuarkXpressって。)
- ロゴ等をトレースしていない。350dpiでスキャンして175線出力のようなのだけど(一般的な商業印刷ですね)、ロゴぐらいトレースしてちょうだいよ。全部EPSなんで、やたらとファイルサイズがでかい。簡単な吹き出しとかまでスキャンした画像に切り抜きパスをとっただけ…
- スキャンした画像は色補正がされていない。まあ、グラビア印刷するわけじゃないし、ソースが良くないから限界はあるにしても、空がチョーマゼンタ(こういう色名があったらおもしろいのに)だったりする…
ひょっとして、ノウハウを公開したくないためにわざとこういうデータをよこしたのかもしれないと勘ぐってしまったけど、どうみても本番データなんだよねぇ…。こんなんで金もらえるなら、DTP業界に殴り込みにいこうかなぁ(笑)。
仕事でチョーむかつく客がいたのでその話。メンテしているページの件で電話がかかってきて、私が出たんですが、どうも話が要領を得ない。「フレームが表示されない」という話なんだけど、どうやらJavaScriptは動いている様子。15インチのモニタを使っているという前提で話をしていたんだけど、デスクトップからプロパティを見てもらったら、640*480になっているとのこと。「てめぇの老眼の面倒まで見きれるか、バーカ!」(笑)。マルチスキャンディスプレイで、解像度を下げて使っている例に初めて遭遇しました。いやぁ、世の中いろんな人がいるんだなぁ。ちなみにそのじじいは、「私も素人でないんで…」って繰り返すんだけど、解像度変更の方法が分からない、JavaとJavaScriptの区別が付いてないのは、素人なんぢゃないの?(むかついたのは実はこの部分) 電話応対していて、怒りのあまり手が震えちゃったよ(笑)。でも、これからこういうじじいが増えそうでいやだなぁ。さらに、私の地元の電話番号なんだよねぇ。電話線を切りにいっちゃおうかな?(笑)。そういえば運用始めて丸3ヶ月だけど、解像度で問題が起きたのはこれが初めて。
ずいぶん前にも書いた気がするんだけど、最近の日本人は権利ばっかり主張して義務を果たしてない。パソコンでも同じで、便利に使おうとか、あるサービスを受けようとか思ったら、それなりの勉強をしましょうね。それがユーザー側の義務。だって、今現在でもバリバリに使える人もいるわけなんだから(その人が「使いにくい」といいつつも使っているとしても)、ちゃんと勉強さえすれば使えるはずなんですよ。それが使いこなせないのは、単なる勉強不足でしかないでしょう。と、私もある人から言われたんですけどね(笑)。なんで、パソコンって「知らないこと」を盾にとって色々言う人がいるんでしょうね? これはやはりソフトウェアという製品がまだ未熟だからなんでしょうね。ソフトが完璧だったら、あとはユーザーの責任でしょう? 良いもの作る努力を怠っちゃいけないですね、一介のソフトウェア作家でも。