Wed. 2000.10.25

前々から思っていたけれど、WinのMacに勝る唯一の利点って、コマンドプロンプトが使えることだと思ってました(笑)。私自身はMacOSが大好きで、高価な本体を考慮しなければ、人にもMacを薦めます。これには理由があって、やはり「初心者が使いやすい」ということ。Winも改良を重ねてきてはいるけれど、インタフェースの不統一などから、Macと比較すると性能以前に使いにくいと感じます。ところが、MacOSの弱点は、ヘヴィユーザーになると「使いにくい」ということ。ショートカットが無かったりするためにマウスを使わざるを得ないのが実際のところで、これがかなりうざい。だから、例えばフォルダを大量に作る場合にDOSバッチによる処理が使えたり、不統一ながらショートカットが必ず用意されているWinは、それはそれで便利だなぁと思うのです。デカイ筐体だけがPowerBookを買う気にならない理由では無いんです。勘違いされたくないのは、「なんだMac使いの四駆乗りもWinを気に入ってる」って言われないかということ。ゴメンナサイ、私、ショートカットを覚えるのが非常に得意ナノデス。例えば、秀丸エディタやWordを使うとき、私は全くマウスを必要としません。PS/2ポートからマウスを引っこ抜かれても一向に困らないくらい(笑)。だから、このレベルでWinを使えていない人に「Winの方がMacより良い」なんて絶対に言わせない。

で、本題。今までのは前振りなのよぉ(笑)。今日、かなり本格的にOS Xをいじりました。ただし、いじったのはそう、”Terminal”。いやぁん、最高っ(笑)。ftpクライアントが無いなぁと思ってましたが、あるじゃん、ftpが。ftp 192.168.0.2 -P 21とかって感じで使える。解凍はできるけど(PBには、Stuffit Expanderがついてきます)、圧縮ができないなぁと思ってましたが、あるじゃん、tarもgzipも。tar -cvf hoge.tar hoge/って感じで使える。メモリの使用量が分からないなぁと思ってましたが、あるじゃん、topが。う~ん、httpd.confが無いとか思ったらapache.confになってたり、inetdが私の慣れているRed Hatと違うインストール場所になっていたりはするけれど、もう少し触れば覚えられるから問題無し。

前にも書いたかも知れないけど、LinuxなどのCUIベースのOSが便利なのは、「あなたは分かってるでしょ?」って前提で書かれていること。もちろん、こちらが失敗するとフォローなんかしてくれない。Winなんかだと、「あんた分かってないでしょ、だからダイアログを出してあげる」って感じがして、すごくむかつく。分かり易い例だと、JRの車内放送。「次はぁ、日本橋ぃ、日本橋ぃ」ってやつ。液晶で行き先表示が出ているのに、これはかなりうざい。だって、馬喰町の次が日本橋だってことは乗っている人の90%が分かってることでしょ? 土地勘の無い人だって、液晶見れば分かる。あまつさえ、外人にだって、ローマ字表記しているから分かる。放送だと外人には分からない。こういうの「余計な親切、不親切」って言うんだよね。ちなみに私のMac OS9のFinderは、[Command]+[delete]でゴミ箱行き、次の瞬間の[Command]+[T]で消去です。「あっ」とか思う間もなくHDから消えます。OS Xで確認ダイアログを出さない設定が出来るようになれば、個人的にはベターかなぁ。