社民党の福島瑞穂党首も取材に対し、「政府の大失態ではないか。間違ってミサイル防衛で迎撃していたら、先制攻撃にもなりかねなかった」と語り
以前からニュースで福島瑞穂がしゃべってるのを聞くと、アタマが悪いのか、そういうしゃべり方なのか確信が持てなかったんだけど、この発言でアタマが悪いということに確信が持てた。
問題はいくつかあるんだが、まず主権国家の領空を意図に反して「飛翔体」を通過させるということは、通過させる意図が何であれ、主権侵害行為だというのが現代のコンセンサスのはずで、大失態以前に北朝鮮を避難するのが正しい筋だというのに、このバカは北朝鮮の支部長だからといって、公然と北よりの発言をしすぎ。まあ、朝鮮名を持ってる土井たかこの秘蔵っ子だから当たり前なんだが。
それから、PAC3の射程距離はたかだか30キロ、高度15,000メートルぐらいしか届かない。迎撃は可能だとしても、先制攻撃になるような、つまり他国の領域を侵害するような代物ではない。ちなみに高度15,000メートルって戦闘機の最大上昇高度より低いのよ？ もちろん、PAC3の飛行速度と戦闘機じゃ比較にならんけどさ。
よしんば護衛艦からSM3を撃ったとしても、こちらも確か射程は400キロぐらいじゃなかったかと。領海ギリギリまで進出してムスダンリに向かって撃てばともかく、迎撃目的で撃つ場合、弾道ミサイルの飛行高度に向けているのだから、高度を稼ぐだけで精一杯。水平方向の距離なんて出ませんがな（笑
今回の誤報、こういうバカを洗い出すための釣りじゃないだろうな？
上の文章を読んで気付いたと思うけれど、もし核弾頭を搭載したテポドンが予告無しに東京都心を狙って射出された場合、自衛隊の装備だけだと落とせない可能性が高いです。SM3が迎撃に成功する確率は低いし、PAC3で迎撃に成功しても高度15,000メートルより低空です。迎撃に成功すれば、放射性物質がばらまかれるだけで、核反応（核分裂）が起きないので被害は軽微に済むはずですけど。ミサイルを撃つより、それを迎撃する技術の方が遙かに高度なことだし、ミサイルはともかく、現代ですら戦艦大和の主砲から射出された弾頭を止める術を人類は持ってないってご存じ？
ちょっと物理を考えると分かりますが、戦艦大和の主砲は46センチ砲で、砲弾の重さは約1.5トン（！）。射程40キロですから、射出速度は秒速800メートルぐらい必要です。
分かりますかね、普通乗用車の重さ（の）が時速3,000キロで飛ぶってことです。止める方法なんて無いんですよねぇ…。運動エネルギーは、質量 x 速度の二乗なので、速度が上がるともっとすごいです。レールガンこえぇ…。
