密度、特に情報のそれについて。ハリポタの上映時間は2.5時間。この時間で原作の1巻を私は読むことができました。ハリーがどんな男の子で、ハーマイオニー(萌え)がどんな女の子で(笑)、ダンブルドア校長の髭がどんなにすごくて、新入生が初めてホグワーツの魔法がかけられた大広間に入ったときにどれほど驚いて、クィディッチがどれほど迫力があって、そういったことを沢山想像してです。映画はかなりのシーンを端折って、部分的には不自然なカット割りがあっても2.5時間。良くは出来てるんです。映画から見た人は単純に「すごい!」と思えるはず。だって、想像した通りでしたもの。でもね、自分はやはり読書が好きですね。理由のひとつは想像する余地があること。人には見たことの無いモノも、過去の体験から頭の中で勝手にイメージを構築して想像する能力があります。もちろん映画を作った人もそういった作業をやっているわけですが、娯楽映画という営利活動では限界があるんです。そしてもうひとつの理由が密度。短時間に大量の情報を手に入れるにはやはり読書が一番だということ。これはネット上の情報を含む話なんですが、調べ物をしたり勉強したり、そういった目的には読書が一番です。年末年始、時間があるときに少しでも本を読みましょう。