なんやらTwitterで断片的に呟いてはいるけれど、Macのデータの管理をどのようにやっているかをまとめてなかった気がするので備忘録として。同じようにやりましょうという話ではなく、あくまで参考に。
さて、自宅鯖のデータはAzureのStorage Accountにazcopyでバックアップしているのだけれど、実はこのフローにMacのデータも乗せている。Mac Studioは内蔵512GBのSSDと外付け2TBのSSD。
外付けのSSDはLightroomのライブラリ、つまりRAW画像とムービーのみで他のファイルは入ってない。つまりMacに「固有」のデータは内蔵のSSDに格納されている約150GB、それもユーザーデータに限ると上の画像の緑色の部分、約27GBしか無い。
なぜこんなことになるかというと、
- OneDriveのファイルオンデマンド:使うときにダウンロードする
- ownCloud:必要なディレクトリだけ同期。例えばクリーンインストール直後だけ必要なディレクトリは、インストール後に同期をオフにする
- iCloud Drive:デスクトップと「写真」の同期のみ。「書類」は空っぽ。
- IMAP:自宅鯖のDovecotもOutlookもローカルは「キャッシュ」みたいなもの
なので、Mac Studioにしか無い、つまりMac Studioが故障しても全然困らない(いや、困るが)データの持たせ方にしてあると。
上述のように自宅鯖のデータはazcopyによって日次バックアップが取られていて、過去に数回、Azureのポータルからデータを復元したことがあり実際に役立っている。非常に安定しているので、特にメンテが発生するわけでもなく頭の中から追い出しておけるのは大変に有り難かったりする。
つまり、大部分のデータについては、Mac Studioで編集→クラウドストレージに同期→クラウドストレージ側でバックアップ、というフローに任せっきりとなる。ownCloudで間違って削除したファイルは、ブラウザからログインすれば「ゴミ箱」に入っているし、これで特に問題は無し。
もう一つ、外付けSSDのバックアップだが、こちらはデータの性格上定時バックアップは必要なし。写真とムービーはスクリプトで整理した後に外付けSSDにコピーするので、さらにコピー後に外付けSSDをrsyncでサーバに同期すると後は上述のフローに乗るのでバックアップされる、と。
というわけで、「ローカルのデータはキャッシュ」という考え方を開陳してみました。