まずは急遽台北に行くことにした経緯を簡単に。昨夏・8月6日に沖縄本島・慶良間に行こうとマイルをe JALポイントに交換してチケットを買ったのに、迷走した台風6号がちょうどヒットして慶良間の宿は長期に渡って停電していたり、フライトはもちろんのこと、フェリーも欠航になってしまったため自動的にキャンセルになった。台風に慣れているとはいえ、この6号による各種被害は沖縄の人々にとっても大変なことで、遅まきながらお見舞い申し上げたい。
さて自然災害でキャンセルになった場合には約款上、e JALポイントが全額払い戻しになった。チケットを購入したのは5月だったため、このe JALポイントの有効期限は2024年5月31日となり、使わないと失効してしまう。さらにマイルをe JALポイントに交換すれば有効期限は延長されるのだけれど、貯まったマイルと足せば40万円ぐらいにはなるので、4月半ばに行き先を台北にしてチケットを確保した。同日、hotels.comで宿を探したところGWはさすがにもういっぱいで、高い宿しか残ってない中、城市商旅台北站前館というビジネスホテルで4人部屋を確保した。サービス料込みで3泊で10.7万円はちょっと高いが、初動が遅かったので仕方ない。確か弊社の福利厚生で数万円の補助はあるはず、と頭の片隅で考えながら予約した(実際には8万円が補助されるらしい)。
ところで、10年ぐらい台北に行ってなかったように思ってたが、古いパスポートを確認したところ、前回は2019年に台北に行っているらしいw
その前年にも行っているようで、そういや台北の弊社オフィスでのイベントでスピーカーを担当したわ、とかうっすら思い出した。行ったわw
地図
台北市内を徒歩、MRT、Uberで移動したので、それぞれのポイントをまとめると以下。
- 松山空港(Songshan)
- ホテル(城市商旅台北站前館、City Suites)
- 根久川味麺点(牛肉麺)
- 台北車站地下街(Y区)
- 中正紀念堂(閲兵交代式)
- 狸小篭点心専門店(点心)
- 阜杭豆漿(鹹豆漿)
- 金峰魯肉飯(魯肉飯)
- 台北101
- 包子M老面手工饅頭 西門店(包子)
- 京鼎楼(小籠包)
- 一番屋(パイナップルケーキ)
- 西門町芒菓冰(マンゴーかき氷)
- 無老鍋(火鍋)
- アニメイト台北店
5月4日
出発まで
フライトはHND(羽田)-TSA(松山)8:55発のJL97なので、市川駅南口6:00発の羽田空港バスで羽田第3ターミナルへ。ほぼ時刻表通り、07:15過ぎ着。で。
GWですものねぇ、それはそう。セキュリティチェックまで25分ほど並んだけれど、USの空港より全然マシ。早速ラウンジで朝食。
機内
でも機内食も食べるw
そして、このミニボトル半分の赤ワインで頭痛がする。やっぱり赤ワインはダメか…。
機中はほとんど、『86 -エイティシックス-』の続きをiPhoneで読んで過ごした。
eSIM
松山空港に着いたところでeSIMを有効化する。今回は2GB/日のeSIMをkkdayで予約しておいた。現地で電波をつかむとSMSが飛んできて、URLを開いてパスポートの写真を送ればOKなのだけど、なぜか娘ちゃんのiPhoneにだけSMSが送られてこず…。とりあえずテザリングで使えるように。
両替
TWD1,000ぐらいは自宅にあったのだけど、追加で税関を出たところにある窓口でJPY20,000をTWD4,000に両替(羽田より松山の方がレートは有利なはず)。
台湾キャンペーン
台湾旅行のキャンペーンが2025年6月30日まで実施されていて、事前に登録しておいて空港で抽選に当たると、TWD5,000の電子マネーもしくは宿泊割引クーポンが貰えることを教えてもらっていたので、家族4人のうち2人を宿泊、残りを電子マネーで登録しておいた。結果、宿泊割引クーポンが2枚、電子マネーが1枚当たったのだけれど、実は宿泊割引クーポンは対象となるホテルが非常に限られていて、今回のホテルは対象外…。全部電子マネーにしておけば良かった…。とはいえ、悠遊カードのTWD5,000=JPY2.3万円なので、これが結構使い出があった。
空港からホテル
松山空港で悠遊カードを4枚買って、MRT文湖線(Wenhu)で忠孝復興駅(Zhongxiao Fuxing)へ行き、板南線(Bannan)へ乗り換え台北車站へ。地下街を通る途中、なんかすごくオタクタウンになってるんですけど…
地下街はそのまま防空壕になっており、そこかしこに「防空避難」の看板が。
Y21出口からほど近くに城市商旅台北站前館はあり、チェックインは15時からとのことなので荷物を預けて、徒歩で昼飯を食べに。
昼食
とりあえず牛肉麺だろうということで、根久川味麺点に行ってみる。
うーん、スープと肉は悪くないけれど、麺がいまいち。店もキレイではないので、オススメはしないかな。
中正紀念堂へ
再度地下街(オタクタウン)を通って、
店名が直球過ぎる
ひょっとして日本で既に完売している「いちばんくじ」があるのでは???
淡水線(Tamsui)で中正紀念堂へ。
そして、16:00からの閲兵交代式を拝見。以前に見たことがあるため、ほぼベストなポジションでエレベーターから降りてくるところから撮影させてもらった。かっこいい…
中正紀念堂からまた台北車站へ
往路と同様、淡水線で戻り、オタクタウンの本屋を覗く。
夕食
ホテルに戻って一休止した後、徒歩で狸小篭点心専門店へ。
喉が渇いた。
かなり映えを意識した点心でした。
コンビニ
台湾、特に台北はコンビニがめっちゃ多く、人口は日本の5分の1なのに、7-11だけで6,800(日本は2.1万)、ファミマが4,000以上(同1.6万)ある。台北市内だと各ブロックに1店舗あると言っても過言ではなく、今回の旅行でもちょくちょく利用した。
ところで、東京ばな奈は冷凍食品なんだろうか…
初日の歩数は18,370、14.8kmほどだった。
5月5日
どうやって建てるの?
台北市内の中心部にいると、どうやって建てたのか(あるいは取り壊すのか)全く想像できない建物が非常に多い。
朝食
06:30にホテルを出て、Uberで阜杭豆漿(フーハンドージャン)へ。2キロ弱なので5分程度で着くが、予想以上に待ち行列が長くなっていて、写真中央の華山市場のビルの左手が入り口なのだけど、右隣のしまむらの右手まで人が並んでいる。
並び始めて数分経った状態がこれ。結局、1時間10分で注文するところまで至る。昔行った時はせいぜい20分ぐらいだったのになぁw
道路の反対側は善導寺で、これが最寄り駅の名前でもある。
メニューはこんな風になっていて1から3は「飲料区」で注文する。このうち鹹豆漿(シェンドウジャン)は絶対に注文すべしで、あとはお腹の空き具合と相談で油條(ヨウティアオ)等を追加するのだけれど、鹹豆漿だけでも結構ボリュームがあるので注文し過ぎに注意。
鹹豆漿。これが(自分の知る限り)日本国内では食べられない味。
ツアー集合場所の確認
善導寺駅から板南線で1駅戻り、夜の九份ツアーの集合場所を探しに行く。10数年前に九份に行った時は往路は路線バス、復路はタクシーだったのだけど、移動にかなり時間を費やした記憶があり今回はツアーにした。eSIMと同じkkdayで見つけた、九份と十分でのランタン(天燈)上げツアーなのだけど、この集合場所が「台北駅東一門」と書かれて写真はあるものの、そこまでどう行くかが判然としない。そも台北車站は、台北MRTや桃園MRT、さらに高鉄(新幹線)の駅が寄り集まっている上、地下街が発達し、それらが乱雑に接続されているので、新宿駅ほどではないにせよ、ちょっとしたダンジョンになっている。
集合場所は以下の地図。
ここが集合場所。地上からなら見つけるのは難しくは無いのだけれど、地下街を移動するとかなり分かりづらい。
地下街のY区のY4出口が最寄り。
台北車站
駅舎の広いロビーを見てから地下街を通って一度ホテルに戻り一休止。
昼食
ホテルを12:00に出てUberで10分、金峰魯肉飯へ。そこそこ並んでいるものの15分程度で店内へ。机に貼ってあるQRコードで注文するシステムに変わってたが、支払いは現金なのは相変わらず。
魯肉飯と鴨の卵(魯鴨蛋)。
鶏とアサリのスープ(蛤蜊雞湯)と空心菜炒め(燙青菜)
んー、気のせいかなぁ、味が落ちた気がする。もう行かないかも…。
台北101へ
さらにUberで101へ移動。
前回来た時に入場まで結構待たされた記憶があり、89F + 101Fの両方に入れるチケットを予約していたのだけど入り口で拒否られ、一瞬仕組みが分からず。当日券の列の隣が予約チケットの引き換え窓口だと気付くのにしばし。13:00入場のチケットでそのまま89Fには上がれるものの、101Fは14:00からとなる。
さて、世界最高速のエレベーターと、さらに2基のエレベーターを乗り継いで101Fへ。
89Fではダンパーが見られる。
こちらは88Fから見たダンパー。
入場券と一緒にドリンクが割引になるクーポンをもらったので、マンゴースムージーとタピオカミルクティーを。
階段の手すりの隙間から、ずーっと、たぶん300メートルぐらい?下まで見えるのが怖い。
16時前に101を後にして、台北101駅から淡水線で台北車站へ16:45のツアー集合に間に合うように移動。
十分
九份と十分は台北の東40kmにあって、九份は基隆(キールン)に近い。
ツアーはさすがに路線バスではなく、仕立てられた観光バスが17時前に台北車站を後にして、17:40前後に十分に到着。本来は九份が先らしいのだけど、それだと人混みがすごいらしく、十分でのランタン上げを先にしているとのこと。写真にファミマの看板が写っているけれど、そこがツアーの集合場所。
ただ到着した時間はまだ明るくて、提灯もランタンもあまり映えない、という難点が…。
日本語がめっちゃ流ちょうなガイドさんによれば、空が開いているところが線路の上しか無く、ここからランタンを上げるとのこと。
他のグループさんの様子で恐縮なのだけど、自分たちのランタンの様子は動画で撮影出来なかったので。
集合場所のファミマーのイートインの照明もちゃんとランタン。このファミマにも一応トイレはあった。
十分から九份はバスで40分ほど。
九份
九份に到着する頃にはすっかり日が落ちて暗くなっていた。九份の滞在時間は75分しかなく、これはなかなかに厳しい。しっかり堪能したければ、やはり個人で足を確保することをオススメする。ちなみに台湾の人は九份に一泊してお茶や風景を楽しむとのこと。
九份の交番がツアーの集合場所になっており、その奥に公衆トイレがあるのだけれど、そこよりも下の有料駐車場のトイレの方が広くて良かったりするw
バスに揺られて台北市内に戻り、士林夜市、中山のマッサージ店、台北車站のそれぞれに希望するグループを降車させてツアーは終了。既に22時近くなっており、娘ちゃんが眠いというので夜市は断念し、台北車站のファミマでおにぎりなどを買って夕食にした。
この日の歩数は17,395歩、14.0km
5月6日
忘れがちだけど南国
台北は大きな街なのでつい忘れがちだけれど、この時期、連日気温は30度を超えるし、まあ南国。ハイビスカス以外にも沖縄でよく見るデイゴやブーゲンビリア、プルメリアなども見かけた。
朝食
西門の包子M老面手工饅頭まで歩いて行く。名物、朝のグランプリ。
包子をいくつか買って路上で頬張る。ちょっと現代的な味の包子、といった感じ。
お土産用パイナップルケーキ
西門のあたりでスーパーマーケットを探すと「家楽福超市 台北長沙店」というのが見つかったので、そこに行く。入店して店員の制服を見て、「家楽福」は「カルフール」だと気付くw
荷物が多くなったのでUberでホテルに戻る。ここまで2日共それなりの距離を歩いたためか、ちょっと疲れており、昼前まで部屋でだらだらする。
街の風景
こういう作りは東南アジアではよく見るのだけれど、台北市内はまだまだ残ってるなぁ、と。
昼食
台北車站から淡水線で中山へ。そして、今まで何度も台北には訪れているのに行けてなかった京鼎楼へ、日を避けるために中山地下街の最寄りの出口から。一度行ったことがある鼎泰豐の本店(信義路二段)は味が違うことを知っており、京鼎楼もそうなのかを知りたい、ということもあり。京鼎楼の海外初の支店は恵比寿東口の某R社の目の前にあり、遅れて西口に鼎泰豐が出店したので、恵比寿は小籠包の激戦地だったのだ(大げさ)。
皮が薄くて、この後に食べるもののことを考えなくて良いなら無限に食べられるwww
高級パイナップルケーキ
ところで、京鼎楼の近くには一番屋というパイナップルケーキの有名な店があり。カルフールで買ったやつの3倍ぐらいのお値段なんだけど…。帰国後に食べ比べて納得の味だった。3倍ですw
中山地下街を歩いていったんホテルに戻り荷物を置く。徒歩にしたのはおなかを少しでも空かせるため。部屋でちょっと休憩。
マンゴーかき氷
ホテルを16時前に出てUberで西門に移動。お目当てはここ、西門町芒菓冰。前回はIce Monsterというチェーン店が美味しかったのだけれど、コロナ禍のせいか廃業してしまっており。そして、4〜6月はマンゴーの旬なので、限定のかき氷があるはず〜。
あったあった。噛まなくても口の中でとろけるマンゴー。4人で2つ頼んで堪能した。
夕食
少し西門を散歩してから、
17:30に予約していた無老鍋へ。そう、火鍋。台北と上海にしか展開していないので、日本人にはあまり馴染みが無いかも知れないのだけれど。
鴨血(鴨の血豆腐)と豆腐は無料で無限に追加してくれます。
撮り忘れたけれど、ここに写っている以外に山ほど肉を注文して、おなかいっぱい食べて、1人5,000円ぐらい。
腹ごなし
かなり食べたので歩こうということでふらふらしてたら、アニメイト台北店を発見。
娘ちゃんが「にじさんじ」のグッズを見つけ出し、会計をしようとしたところ店員さんが「English or Japanese?」と言うので、「Japanese」と答えた途端、めっちゃ流ちょうな日本語でレジ対応をしてきて、娘ちゃんと2人で超絶驚いたw
なお、店内の品揃えは「資本力の違い」をまざまざと見せつけるもので、オタクタウンの他の書店の追随を許さないものでした。最初からここに行け。
その驚いたせいか、ここでちょっとしたミスをする。アニメイトの会計を現金でしてしまったため、残りの現金がTWD270ぐらいになる。明日の朝食…
歩数は18,275、14.7km
5月7日
朝食
現金が心許ない一方、悠遊カードはまだ結構残っているのだけれど、悠遊カードで支払える朝食(早餐)の店を見つけるのは至難の業なので、Uber Eatsに頼ることにした。尚大娘水煎包という店の包子、4種類の味 x 4で16個、配送料込みでTWD478。で、これが美味しかった。自分はちょっと辛い酸菜包が好み。
- 鮮肉包
- 高麗菜包
- 韭菜包
- 酸菜包
これは高麗菜包
こちらは韭菜包
松山空港へ
14:20のフライトなので3時間前からチェックインだろうと(後で気付くけれど、2.5時間前だった)、11時のホテルのチェックアウトギリギリまで滞在してから、Uber XLで松山空港へ移動。
チェックインまで時間が空いてしまったので、出発階に上がってタピオカミルクティーを。
免税カバラン
台北なのでもちろんカバランを買って帰る。松山空港でのお値段はこちら。
昼食
で、この免税店の左隣がラウンジ。
魯肉飯や点心などがいただけます。
機内誌の特集は市川市
羽田から帰宅まで
定刻より40分ほど早く羽田着。バッゲージクレイム、税関通ったところで18:40ぐらいだったので、19:00の羽田空港第3ターミナル発市川南口着のバスに間に合った。市川駅からはタクシー2台に分乗して20:30帰宅。
歩数は6,290、5.1km。お疲れ様でした。
おまけ
シュリンクラップがあるので反射してるけれど、全て台湾版。