首相の靖国参拝について。本当にキケンなのは、首相が靖国に参拝しなくなるほど、先の大戦の記憶が風化すること。A級戦犯が合祀されているということと、国を守ろうと命を捨ててくれた先祖に感謝する(首相のいとこは「特攻」で亡くなっているそうです)ことは別のことでしょう。この先祖に感謝するというのが、(自分も含めて)今の日本人には欠けているように思えます。学校の歴史の授業をあまり熱心に聞いている方ではありませんでしたけど、歴史というのは自分の先祖について学ぶと言うことでしょう?「笑っていいとも」の某コーナーじゃないですけど(^^ゞ 1世代25歳として今から江戸時代まで(約400年)さかのぼれば、216=65536人の先祖がいるわけですから(なんかsophistっぽいが)、もうちょっと自国の歴史に尊敬と自信をもって学ぶべきだし、教えるべきなんじゃないですかね? ちなみに、「国」について学ぶというより、自分たちの祖先について良く学びましょうと言う立場なので、誤解なきよう。
気象庁のホームページ(サイトは休止中)がクラックされましたね。担当者によれば「ファイヤーウォールを突破して侵入されるとは思わなかった」だそうですが、その「ファイヤーウォールがあれば突破できない」という感覚がセキュリティホールだと思うんですが(^^ゞ ファイヤーウォールがあったって、httpdにホールがあれば(今回のIISのように)、突破できます、余裕で(笑)。本当に改竄されたくないのなら、コンテンツをMOに入れてロックをかける(で、それをコンテンツサーバにマウントしてNFSでとってくる)とか物理的に改竄出来ないようにすれば良いのに。でも結局システムじゃないんですけどね。人です人。netcraftによるとサーバはNetscape Enterprise on HP-UXとのことなので、セキュリティホールをついたものだとすれば、うちとは関係ないかな?(^^ゞ でも、もっと会社がセキュリティに金を払ってくれたり、セキュリティ担当者を専任にしてくれないと厳しいよなぁ…。
sophist:詭弁家。前4世紀ギリシア時代、南伊エレア派の詭弁家Zenonの逆説が有名。アキレスと亀が競争するが、亀にハンデを与えアキレスは後方からスタートさせる。与えたハンデをnとすると、アキレスが亀を追い抜くにはn/2地点を通過しなければならない。アキレスがn/2地点に到達したときには、n/4地点を通過しなければならない。これを帰納的に繰り返すと、アキレスは亀を追い抜けないという逆説。
クラック:最近は良く言われるようになったので知っている人も多いと思いますが、ハックとは別物。
httpd:HTMLをやりとりするプロトコルがhttp。その処理をするプログラムがhttpデーモン。
コンテンツサーバ:ホームページのコンテンツを提供するのがコンテンツサーバ。主に静的なコンテンツを格納します。
NFS:Network File System。ネットワーク上の別のホストにあるファイルシステムを自ホストのファイルシステムとしてマウントできます。